イラクの情勢とメディアも大注目のイラクディナールの価値とその展望について

イラクディナールや外貨販売に関する電話でのお問い合わせは03-6661-7085まで

イラクディナールについて多数の著書を持つ在外作家の市場調査レポートの一部掲載

イラクディール価値の推移(現在のイラクディナール最高額紙幣、25,000ディナール札 対 USドル及び日本円で表示)。(註)25000ディナール札は2003年10月に発行されたものであり、それ以前は存在していませんでしたが、便宜上全て対25,000ディナール札で対照表示してあります。

1990年(湾岸戦争前) 25,000ディナール=US$80,411(¥9,659,320)
1990年8月2日 イラクのクウェート侵攻開始
1991年1月17日 多国籍軍の参戦、同年4月停戦合意
1995年12月 25,000イラクディナール=US$8.3(¥996)
1997年12月 25,000イラクディナール=US$16.3(¥1956)
2002年8月 25,000イラクディナール=US$12.5(¥1500)
2003年3月19日 米英主体の連合軍のイラク攻撃
2003年5月01日 終結
2003年4月 25,000イラクディナール=US$6.6(¥789)
2003年7月 25,000イラクディナール=US$16.7(¥1999)
2003年10月15日 新イラクディナール紙幣を発行
2004年10月 25,000イラクディナール=US$17.1(¥2054)
2008年8月 25,000イラクディナール=US$21.1(¥2535)
2009年1月1日 25,000イラクディナール=US$21.67(¥1951)

上記の表で解るように、2003年-2009年1月現在に至るまで、イラクディナールの価値は1991年湾岸戦争勃発前の価値の3,700分の1(ドル換算)、日本円換算では約5,000分の1に下落しているのです。その理由は、湾岸戦争で油田を始め、あらゆる施設がズタズタになって使い物にならなくなった上に、湾岸戦争後も、クウェートに対する賠償請求を受けたり、国連から経済制裁を受けたために油田の生産は大幅に落ち込み、更に原油の輸出も大きく制限されて、経済が成り立たなくなってしまったからです。 イラクにとって更に不幸だったのは、湾岸戦争からやっと立ち直ろうとした矢先の2003年にアメリカを中心とした多国籍軍の攻撃を受ける、いわゆる「イラク戦争」に巻き込まれてしまったことです。然し、イラクも「フセイン政権崩壊」「新政府樹立」後のテロ事件も少しづつ減少して来ており、今年(2010年)2月のテロ死亡者数はイラク戦争突入後最低になりました。更に多国籍軍の撤退も始まり、アメリカ軍の撤退時期も定まりました。アメリカ合衆国のオバマ大統領はアメリカ軍の撤退時期を早めることを決定しました。イラクに漸く明るい兆しが見え始めたところです。

イラクの現状とイラクディナールの期待値

バグダッド

イラクは1,150億バーレルの石油埋蔵量(1970年に於ける調査)を誇る世界第三位の石油産出国です。当時は未だ原油埋蔵探索技術が未発達の時代で、その後の近代技術を使用しての探索で従来未発見だった地域に大型の油田が続々と発見されており、イラクの潜在的原油埋蔵量はサウジアラビアを上回る世界第一の油田大国であると公言している欧米の石油専門家もいます。現在は、テロなどで混乱しておりますが、今年〔2010年〕2月のテロ件数はアメリカのイラク侵攻後最低になっています。

更に、イラク政府は香港上海銀行を含めた欧米の銀行にイラク国内の支店設置を認めました。近い将来、これらの欧米系銀行がイラクで支店業務を開始した後は、日本を含めた世界の主要国の支店がイラクディナールの取り扱いをすることはほぼ確実です。そうなれば、日本に居ながらにして、イラクディナールから、日本円や、アメリカドルへの交換が可能になるでしょうし、その頃にはイラクディナールの価値も相当上昇しているものと期待出来ます。イラクはWTO(世界貿易機関)にも参加を申請すべき準備を進めています。更にグッドニュースがあります。中東のオイル生産国である6カ国(サウジアラビア、クウェート、バーレン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーン)が近い将来「湾岸統一通貨」を発行するべく準備を進めています。

実際に通貨の統一出来るのは1-2年遅れる可能性はありますが、イラクも数年遅れで参加する可能性があり、そうなれば、ヨーロッパが統一通貨"ユーロ"を発行した時に各国通貨のユーロへの交換レートが非常に良かったのと同じ現象が生じる可能性が強いのです。勿論、通貨統一後でも各国の通貨は並存し続けます。最後にイラクディナールが将来大きく上昇するであろうと思われる根拠を述べて見たいと思います。

イラクディナールの明るい展望

IMF(国際通貨基金)が作成した2007年度のイラクの財務諸表によれば、2007年12月現在のイラクの対外債務は約5.6兆円です。イラクのGDP(国民総生産高)も約5兆円(Wikipedia)ですから、GDPとほぼ同じ額の債務を抱えていることになります。

一方日本の債務は幾らあるのでしょうか?地方を併せた日本全体の借金は1,100兆円になり、日本のGDPは約500兆円ですから、日本はGDPの2倍以上の借金大国で、これは世界でジンバブエに次いで何と2番目の借金大国なのです。然も日本には天然資源は何もないことは既にご承知の通りですが、イラクが現在世界で公認されている石油埋蔵量1150億バーレル(上述)を現在の世界市場の価格である1バーレル80ドルで計算しますと、これだけで約920兆円にもなり、債務額の158倍もの資産を所有していることになるのです。然も、イラクの石油埋蔵量は未だ80%が未調査になっていると言われているのです。

チグリス川

更に、日本の1.2倍の面積を持つイラクの国土の13%はユーフラテス川とチグリス川と言う二大水資源に恵まれ、小麦や、大麦の生産に適しており、いざとなれば食料を自給できる国でも有るのです。食料自給率42%の日本に比べても、大きな可能性を秘めている国でもあるわけです。只、違うのは、日本の債務は日本国民からの借金であり、イラクの債務は海外諸外国からの借金であることです

日本は国民が有る時一斉に郵便局や、銀行、証券会社等からお金を引き出せば一編に債務不履行国に転落してしまいますが、イラクの現状を知っている世界の債権国はイラクに対する債権を放棄することはあっても、急いで取り立てることは無いでしょう。日本も既に7,000億円の債権を放棄しましたし、ロシアを初め、欧米先進国や、中東諸国も続々債権放棄をしているのが実情です。仮にイラクの債務が残ったとしても、毎年、石油の売り上げから数パーセント返済すると言えば、920兆円を超える石油資産が看做し担保になりますから、NOと言う国は先ず無いでしょう。仮に、石油価格が現在の1バーレル80ドルから1ドルへと破滅的暴落(可能性は極めて低いですが)をしたとしても、債務の約2倍の11兆円の資産が残る計算になるのです。勿論、未調査の80%の潜在油田が発見されればこの数字は更に増えることでしょう。

現在、自動車の販売が大きく低迷していますが、更に電気自動車が普及したりして、ガソリンの使用量が大幅に減少していくことは間違いないでしょうが、私達の身の回りには、石油から作られる製品が氾濫しています

スーパーのビニール袋から、車や、電気製品用のプラステイック部品、洋服の生地等の合成繊維、タイヤ等の合成ゴム、塗料、合成洗剤、界面活性剤、薬品・肥料など、数え上げたらきりが無いほどの石油製品がそう簡単にこの世から無くなることは先ずあり得ないでしょう。もし、世界中が石油の全く必要のない社会になったとしたら、それは正に第二次産業革命と言うべき大変革を起こすことになりますが、18世紀末に始まった第一次産業革命が完成するのに約200年掛かった経過をみれば、どんなにスピード時代になったとは言え、現在、この世に生きている人が生きている間に起こる可能性は非常に低いでしょう。100年後、200年後は解りませんが。

ところで、世界の通貨の歴史を辿れば、通貨の大幅な下落や上昇は実際に起こりえることが解ります。 第二次大戦後の日本とドイツの通貨の価値は大暴落しましたが、その後の経済復興で大きく上昇しましたし、 比較的最近の例では、クウェートがそうでした。

湾岸戦争のきっかけになったイラクのクウェート侵攻で、クウェートディナールも歴史上最低価格に下落しましたが、 復興後にはなんと700倍まで上昇したことは歴史が証明しています。当時、クウェートディナールを大量に持っていた一部のアラブ人が大儲けをしたのは有名な事実です。ですから、この時の儲けの味を知っているアラブ人(特にエジプト商人)達は今でも少しずつイラクディナールを集めていると言われています。この事実を証明する事態が去年明らかになりました。

エジプト商人が大量のイラクディナールを密輸出しようとして逮捕されたのです。今のイラクでは昔と違って、イラクディナール紙幣の国外持ち出しを取り締まる法律は無いと聞いていますが、この密輸にはイラク政府の高官が絡んでいたために摘発されたと言うことです。

以上述べてきた理由により、アメリカがイラクから撤退して世界各国の支援を受け,復興事業に邁進すれば、数年間は様々な紆余曲折があるにしても、5年-10年の長期的なスパンで考えれば、湾岸戦前のイラク通貨の価値までは上昇しないにしても、100-200倍程度になっても少しもおかしくはないと確信している次第です

※上記は著作権法にのっとり著者に了承の上記載しておりますが、あくまでも一部抜粋の上なので正確さに欠ける場合がございます。また、著者や弊社の独自の考え方が含まれて居ますので必ずしも将来を約束するものでは御座いません。当サイトに掲載しております内容につきましては著者が責を負うものではなく、Lifeassist,llcが負うものと致します。

  • イラクディナール(IQD)紙幣ご注文フォーム
  • アフガ二(Afghani AFN)注文
  • よくある質問